
下総 小金城址

小金城址 2003年1月19日
千葉県松戸市の北に位置する小金城址です。 友人の家がこの近くにあり、登城してみました。
上の写真が小金城の金杉口です。 ここは『大谷口歴史公園』となっております。
この上に上がると土塁に囲まれた広場(曲輪?)になっており、そこに小金城址の航空写真が掲載されておりました。 そこでビックリしたのが小金城址の城域の広さです。 なんと東はJR・北小金駅、南は同じくJR・新松戸駅、西は流山線・小金城址までの広さがあります。 ここ大谷口歴史公園は、この小金城址の一角でしかありません。 現在、周辺は住宅街となっており、かつての小金城址を面影を見ることは出来ず残念です。 ですが、首都圏にこのような城域のある城跡があったのは驚きでした。 また、現状は復原?されたものかもしれませんが、障子掘・畝掘などの遺構があり、さらに驚きました。 |
左の写真が大谷口歴史公園北側にある障子掘です。 現在ではただ長方形の堀があるだけですが、発掘調査した際は、この堀のほかにも堀が重なりあるように点在し、その間には障子掘特有の壁がある写真が近くの説明書きにありました。 更に公園南側には右の写真の畝掘があります。
障子掘・畝掘は後北条氏が築城の際によく使用する技法です。
その築城技術が下総のこの地にあるというのは、北条の影響がここまで及んでいたことを意味します。 |
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左が公園の広場になっている場所です。 ご覧のように近隣の憩いの場となっているようです。
此処から小金城址一帯を見下ろせるのですが、この付近一帯が北条家が滅亡するまでの間、繁栄を極めていた城址があったとは思えないほど、現在は住宅でひしめきあっていました。 |
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