下野 唐沢山城

唐沢山城・本丸石垣

唐沢山城 2007年1月28日

名 称

唐沢山城

種 類 山城
住 所 佐野市栃本町

 久々の更新、関東七名城の一つ、下野・唐沢山城です。
 このHP自体、西日本の城郭の紹介が多いですが、最近作者は東日本の中世城郭も侮れないことを感じております。
 さて、この唐沢山城の沿革ですが、古くは平安時代までさかのぼります。 承平・天慶の乱(じょうへい・てんぎょうのらん)、高校の日本史にも出てくる内容ですが、その天慶の乱にあたる平将門を成敗したのが平貞盛とこの唐沢山城の本丸にある唐沢山神社の祭神となっている藤原秀郷です。
 このお城は秀郷が築城したのがはじまりで、以来七百年余りにわたって血統が受け継がれます。

 左上の写真が登城の際に出迎えてくれる枡形虎口です。 東日本、江戸城以外にこのように明確な枡形を見るのは、作者は初めてです。
 この枡形の向こうには駐車場が広がり、左側には左の写真の鏡岩の砦があります。 
マウスを合わせると、鏡岩から見える眺望が見えます。
 この日は霞がかって見えませんでしたが、空気が澄んだ日は遥か遠くに新宿副都心の高層ビルが見えます。
 
 一説によると、江戸をも見渡せるこの眺望が唐沢山城の廃城に繋がったともされています。