丹波 篠山城

篠山城・大書院 2000年9月1日

名称

国指定史跡篠山城跡

城の種類

平山城

城の形状

輪郭式と梯郭式の併用

面積

19.3万平方メートル

史跡指定日 

昭和31年12月28日

 篠山城といえば平成12年3月に再建されたこの大書院でしょう。
再建されて半年後にこの篠山城に訪問することができ,大書院の中は新築したての木の香りが濃く漂っていました。
 この書院は京都二条城の御殿を参考に建築されたと伝えられております。 二条城の大書院と見比べてどうでしょうか?似ていますか?
 この篠山城を見て感じたことは,城の方形に合わせて町並みも総て方形になったいるこたことが印象的でした。 地図を見ると一目瞭然です。

 左の写真は天守台です。 実際には突端に数メートル四方の櫓があっただけのようです。  関ケ原戦後の時期,現在の兵庫県内に建てられた城は尼崎城・明石城そしてこの篠山城があります。 どれも西日本の諸大名(豊臣恩顧の大名)を牽制するために築城されました。

 先日明石城に行きましたがこの篠山城と同じように実際には天守が建築されなかった天守台が存在します。 篠山城にいくつかの説明書きがありましたが,中でも印象として覚えているのは『この篠山城の縄張り自体が堅固過ぎるため幕府から天守閣の認可が下りなかった』と言う説明が印象的でした。  左の写真は天守台の全容です。 これほどの天守台です。もし天守が築かれたのであったら相当な規模の建築物が出来たはずです。  

 左の写真は南馬出しです。 篠山城の馬出はこの他に大手馬出と東馬出がありますが,大手馬出は現在はありません。 東馬出のほうはきれいに整備されてどっかの公園といった趣でした。 実際の馬出がどのようなものだったかを見るのであればこの南馬出ではないでしょうか。